加計問題と獣医師の数の話
加計学園の獣医学部新設に際して、よくこう言われるじゃないですか。
- 「獣医師の数は足りているんだ」
- 「なぜ無理やり新設するのか?」
等々。
そこで私が思ったことがあるので少し書いておこうと思います。
実は私、愛犬5匹と一緒に暮らしているんですが、1番上のワンコが一時期、病気で亡くなりかけたんですよ。
結局治してしまえば大したことはなかったんだけど、その時はじめて動物病院に連れていったんです。
その時かかった金額は、
15万以上。
青ざめたんです。(正直高い…。)
今、元気だからいいんですけど。
それでなんでそんなに高い?と思ったんです。
保険がきかないとは言っても、人間でもそんなにかからないじゃないですか。
じゃあなぜ?と。
これって単純に獣医の数が足りてないってことじゃないですか?(笑)。
よくテレビのコメンテーターの方々は、上記のようなことをオウムのように繰り返すじゃないですか。
「獣医師の数は足りているんだ」
「なぜ無理やり新設するのか?」
いや、足りてる足りてるって言うけど、この診察・治療費を見る限り、これは需要と供給の関係で獣医の数を少しでも増やして価格を下げていくべきだと思うんですよ。
更に彼ら彼女らは続けます。
「獣医師会は獣医師の数は足りていると言っています」
いや、そりゃあ数回の診察と投薬で15万って甘い蜜を吸っているんだもん、足りてなくても足りているって言いますよ(汗)。
話は少し逸れますけど、飼い主に捨てられるペットの問題もこれが理由になってる場合もいっぱいあると思うから愛犬家としても、命を預かる身としても許せないんです。
では価格を下げる方法知っていますか?
それは獣医師の数を増やすことです。
需要と供給の関係で、価格を下げていかないと、どんどん寡占化するんです。寡占化すれば価格は上昇、また硬直化します。
獣医さん達の業界は今、どう見たって寡占状態。これでいいっていってる人は少し変なんじゃないかな(ごめんなさい)。
もっとも、獣医の人には迷惑な話かもしれないけれど、今までが異常だっただけの話。
だから問題は数が足りている足りていないではないし、それで甘い蜜を吸っている人たちがたくさんいることだと思うなぁ。
だから私は獣医学部の新設と増設に賛成します。